サーベルライン
サーベル <sabel> という言葉を調べてみた。
wikipedia によると、オランダ語で、片刃の湾曲した洋剣のこと(下写真)。
儀礼刀として、現在の自衛隊でも使用されているらしい。

117Coupe にも「サーベルライン」という言葉がある。
下写真の矢印↑部分がそれで、ステインレスでできているモールである。
ハンドメイドの中でもごく初期は鉄にメッキだったとも・・・?

その後、3種類のサーベルラインが作り継がれたようだ。
初期はハンドメイド時代(1968~1972年)
下写真のように、サーベルラインの下半分以上にヘアラインが入っている。
これは製作時にできた槌目を消すための苦肉の策、ということらしい。
そして、↑矢印部の膨らみが大きいのが特徴。

次期は量産丸目の前期(~1975年10月頃までの排ガス規制前)
この頃もまだヘアラインが入っているが、↑矢印部の膨らみが極僅かになるようだ。

最後は量産丸目後期~角目時代(~1981)
この時期になると、プレス加工の精度が上がったせいか?
ヘアラインが無くなり、光沢のあるツルッとした仕上げとなる。
ジウジアーロさんは、元からこのサーベルラインを目指していたはずだが、
ヘアラインが好まれるのは皮肉である。
とかく我々は「限定」とか「希少」「レアもの」とかに弱いよね~。
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