ユーザー車検の備忘録 その3
PA90(117Coupe) 3度目のユーザー車検を受けてきた。
今回は、「排気ガス検査」について、
ある程度確信が持てたので、備忘録をしておきます。

検査の前日、一通りの整備をします。
ヘッドライト、ハイビームの1つが灯かなくて焦りましたが、
コネクターが外れかけていただけ、ほっ。
キャブレターの調整をして、プラグで確認します。

シンクロメータで左右の同調を取ります。
空燃比計でA/F値 1 : 13.0 程度に合わせます。
検査場に着いてからアイドリングの最終調整をするので現在値を記録。

検査当日、いざ出陣!
改装して自動化が進んだ 3コースへ入ります。

回転数 600~800rpm、 A/S-90REV

排気ガス規制値 CO値 HC値
・新(H10?) 1.0 % 300 ppm
・旧(S50) 4.5 % 1200 ppm
・特殊エンジン 4.5 % 3300 ppm

PA90 G161 エンジンは特殊エンジンに該当する。

結果は上記の通り、惨敗であった。
・1 回目 → CO値(4.5%) オーバー
・2 回目 → HC値(3300ppm) オーバー アイドリング1ステージずれ
・3 回目 → CO値(4.5%) オーバー それを戻しきれず・・・
再受検 ・・・ 排気ガス検査だけの限定検査を受ける
受検料 \1300
気分を変えて4コースへ入ります。

回転数 約1000rpm、 A/S-90REV

20才台と思しき検査官に、「特殊指定エンジンです。」 と
念押ししたにも関わらず 「旧規制」 にセットされた。(苦笑)

・・・結果は、一発合格!
旧規制でも通ったのでそのままスルーで。

値を確認してみると、新規制の基準レベル近くまで追い込めている。
ちょっと、掴んだかも・・・?

このスタンプ1つをもらうのに・・・苦労しましたぁ(笑)

今回、学んだことを備忘録

■ CO(一酸化炭素) ガソリンが完全燃焼すると → CO2+H2O
CO2(二酸化炭素)が出るべきところをCOが出る → 酸素が少ない。
■ HC(炭化水素) 未燃焼ガス
混合気が、濃すぎ(Rich)ても、薄すぎ(Lean)てもHCは上がる。
■ HCが最低になる「経済空燃比 1:16~17 」をねらう。
■ エンジン回転数
・ CO対策 → 回転を下げた方がよい。
・ HC対策 → 回転を上げた方がよい。
■ 事前準備(良好な点火のために)
・プラグ、デスビキャップの点検
・点火タイミング (アイドリング状態で合わせる)
・バルブタイミング (オーバラップの激しいハイカムは難)
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