三角窓
PA90(ハンドメイド)の助手席側の三角窓から、ピュ~ピューと風切音がしていた。
60Km/h以上になると結構な風切音がしていて、高速道を走る時は耳栓が必要なぐらい!
原因は三角窓のレギュレータが壊れて空回りをしていて、窓ガラスとゴムが密着して
いないからだと考えられた。
別のレストアベース車からレギュレータを外し、PA90に付け替えることにした。
結果はバッチリ!風切音が止まって静かになりました。
(まだ、マフラーの喧しさはありますが・・・)
内貼りを外す。

内貼りを留めているのは、樹脂の出っ張り棒ではなく金属製であった。
これなら樹脂棒を折る心配もなく安心!
この辺りは、流石!と感じる瞬間。

レギュレータを取り外すと、空回りの原因がすぐに判った。
写真の通り、樹脂製ギアを軸にスプリングピンで固定しているのだが、
そのピン穴から樹脂のギアが真っ二つに割れていた。

これが、レストアベース車から外した健全なレギュレータ。

ウォーム&ホイール・ギアのようだが、ホイールではなくヘリカル・ギア
を使っているみたい?

ヘリカル・ギアを使っているのは、下の写真で判るように、入力軸と出力軸
が直交していないことによる苦肉の策のように思える。

入力軸に付くハンドルの外し方が判らなかった。
ハンドルの表面にはゴムカバーがかぶせてあり、内側にセレーションを付けて
アルミ製ハンドル本体と一体化している。

カバーはプラスティックかと思ったが、ゴム製で滑りにくく機能的。

とにかく、質感が高い!
量産型からは本機能をすべて廃止、窓に直接ロックレバーで固定となっている。
実は、こちらの方がシンプルでかつ機能的で確実。

ギアに使われている樹脂は硬化して割れやすい材質のようなので、今回の処置は
急場凌ぎ。
砲金(真鍮)などの金属で作って準備しておくと良さそう。
ギアの仕様が詰めきれていないが、ざっと図面化しておいたので、誰か作って!
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