エンジンが不調 その1
今年に入りエンジンの不調に悩まれていた。
そして6月、くらがりの帰りにとうとう逝ってしまわれた。
当初はキャブの調整が上手くいっていないんだと考え、自分で調整してみるも
調整しきれず、結局アイドリングを1200rpmまで上げて誤魔化していた。
仲間から「油面が高くてカブっているのでは?」とのアドバイスを受け、さっそく
油面レベルゲージなるものを購入し測定してみた。

測定の結果は、1機が適正値で、もう1機の油面が5~6mm高めだった。
適正値を下にメモっておきます。
キャブレター ゲージの目盛 メインボア中心から油面
SOLEX 40PHH 20~21mm 23~24mm
OER 45 29~31mm 29~31mm

ちなみに僕のキャブは、SOLEX 40PHH 3型 で油面レベル調整ネジがついていないので
フロートカバーをはずし、フロートリップと呼ばれるものをペンチで曲げて調整する
という原始的な方法になります。4回目でやっと適正値に調整できました(汗!)
調整ネジが装備されている SOLEX 4型、S型、やOER が魅力ですねぇ。
不調の原因が油面だと特定できていないので、ジェット類の掃除もやっておきます。
パイロット&メイン系統には、同系統方式(モノジェ)と別系統方式(ビジェ)の
二通りあるそうですが、SOLEX3型は前者、OERは後者になるそうです。
モノジェにはブリードパイプ(下から3つ目の細長い管)があるのが特徴です。
エアーガンで入念に吹いてあげました。

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さて、結果は?・・・期待は外れ、エンジンの不調に何の改善もみられませんでした。
で、困ったときの神頼み!
いすゞ車オーナーにはお馴染みの アクエリアススポーツ さんに診てもらう
ことにしました。

するとすぐに判明!
なんと、ジェットブロックを抱き抱え混合気をメインノズルへ送るブロックと
メインノズルのつなぎ目(接着)でブロック側が破け、Oリングも切れていた。
これでは制御された混合気をベンチュリーへ送ることはできませんよねぇ。
思わぬトラブルでしたが、小東社長さん曰く、「ここの座ぐり側面は薄いので、
SOLEXではよくあること。」だそうです。
もう部品も出ないし、Oリングの断面形状も特殊で補修が大変です。

アクエリアスさんでは、小東社長さんの太いパイプで特殊なOリングを調達され、
キャブレターのOHを完璧にしていただきました。感謝です。
さて次は・・・・
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